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2011年に津波被害を受けた三井金属鉱業の株価推移

仕事について話している男性

2011年3月11日、東北を中心とした各地は「東日本大震災」に見舞われました。
激しい地震に加え、津波や原発事故などにより、多くの企業が損害を被りました。
三井金属鉱業はそのような企業の1つです。

非鉄金属の大手である三井金属鉱業は各地に工場を配置していますが、大震災の時にとりわけ大きな被害を受けたのが、青森県にある八戸製錬工場です。
地震直後の津波で工場は冠水し、主要設備に甚大な被害が発生したほか、停電も続いたため、操業停止状態に追い込まれました。
同工場は亜鉛地金の生産を手掛けるほか、スマートフォン用の回路基板に使用される銅箔の生産では世界で90%ものシェアを占めていたため、その影響は多方面に波及しました。

大震災からおよそ2か月後(5月9日)に発表された2011年3月期の連結決算によると、この震災被害に伴う同社の特別損失は32億円となりました。
そして、そのうちの大部分を占めていたのが八戸製錬工場の損失(30億円弱)であったことも明らかにされました。

では最後に、震災の少し前から現在に至るまでの三井金属鉱業の株価推移を簡単に振り返っておきましょう。
2011年2月、同社の株価は300円ほどでした。
しかし、翌月に大震災が発生すると、その影響で株価は一時的におよそ200円にまで急落します。
株価はほどなくして元の水準を取り戻すと、2013年の年末から2015年の春ごろまでは再び300円水準で推移しました。
その後、2015年6月には374円という高値を記録するまでに上昇しますが、その後は下落に転じます。
2015年の年末にはかろうじて200円台を維持していた株価も、2016年に入るとすぐに200円を割り込むようになり、2月中旬には150円という年初来安値(昨年来安値)を記録しました。
2016年3月15日現在の株価は196円となっています。

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